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2009年秋からスタートしたブログです。
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 ネタは新線なうちに喰え! …なんて言葉があったようななかったような…。風に立つライオンという映画を見たのですが、見たの先々週ぐらいなんですよね。大まかなことはもちろん覚えていますが、細かなことをちらほら忘れているんですよね…。別に嘘を書くつもりはないんですが、勘違いや記憶違いで間違っていたらごめんなさい。
 この風に立つライオンという作品は、もともとさだまさし様が実際に医療活動に従事しておられた医師のことを結構前に歌にして、その後2、3年前に小説が発行されたんですよね、たしか…。で、今回映画化されたということです。
 なかなか感動作なんんですが、なんか微妙な気もしたのですが、オイラが映画を見た少し後の話ですが、なんでも秋篠宮佳子さまもご鑑賞されたとニュースで見て、少し目に涙を浮かべておられるように見受けられる (まどろっこしい書き方ですが…) 場面もあったそうで…。そのような作品をあんまりマイナスなイメージで書くなんてことはできませんね。
 ちょっと、見ててしんどいな…と思う場面もあったんですが、やはり全体的にはいい作品でした。でもね、「感動作」とか先に大々的に宣伝されてしまうと、以前くちびるに歌をという映画を見た時も思ったのですが、いい作品なんですが、なんか期待しすぎてしまうのか、後味が微妙になってしまうんですよね…。
 映画自体はドキュメンタリーっぽい仕上がりではなく、ちゃんとドラマしていたので、このテの映画にありがちな退屈間はありませんでした。




‹!-- ここからネタばれあり --› 


  映画は、主人公である島田航一郎さんの知り合いが思い出話を語る…という感じで作られていたのかな…。そのあたりの演出はちょっとわかりにくかったけれ ど、ケニアの研究所に派遣されていた島田航一郎さんが、激戦区の赤十字病院に要請を受けて赴いて衝撃を受け、そこでの勤務を希望して…。日本人の看護師、 草野和歌子さんと恋愛にでも発展するのかな? と思ったけれど、そのへんは有耶無耶に…。
  予告編で見た。ある少年に「僕は9人殺した…」というあとに「…だったら…、一生をかけて10人の命を救えばいい、未来はそのためにあるんだ…」とかいう シーン。あの台詞の前はけっこう重いやりとりというか、少年の語りもあって、よく、生まれた場所や環境はそれぞれ違うが、努力すれば夢は叶う…というよう なことも聞きますが、場所や環境が適度じゃない場合、自分の努力だけでは厳しいのではないかと思う。でも、島田航一郎さんは、そんな過酷な医療施設でも懸 命にがんばり、少年たちを変え、草野和歌子さんはじめ医療現場のスタッフの雰囲気も変え、本当に真っ直ぐに生きた人なんですね。最期がよくわからない、も しかしたら生きているのかもしれない…というあたりは、実際にモデルになった医師も、このような感じで消息不明になったのでしょうか…? 内戦が続くなかでハッピーエンドっていうのがどういうものかわかりませんが、本当は紛争が終了して平和が訪れるというのが理想ですが、この映画はそういう 映画でもないので、アレですが、草野和歌子と結ばれるとか、そんなハッピーエンドっぽいことを少し期待していましたが…。う~ん、日本に残った恋人のこと も書いておきたいのですが、彼女も父の診療所を継ぐかどうか迷っていて、結局は継いだわけですが、最期に島田航一郎さんからの「しあわせになってくださ い」の手紙に涙するのは、いろいろ複雑に悩んでいらしたんだろうなぁ…と思ったりしました。
 
  で、映画を見た当日か翌日に書けば、はっきり覚えていたんでしょうが、ちょっと記憶があいまいになりつつも、若き日の秋島貴子さんと島田航一郎さんが、ガ ンで亡くなられたお葬式の帰りに、島田航一郎さんが言った『誰かのせいにしないと、耐えられない悲しみもある』や、ひとり大地に向かって「ガンバレー」と 叫んでいた島田航一郎さんの姿を見ていた草野和歌子さんが、「がんばれって言ってくれないんですか?」と聞かれたあとに島田航一郎さんが言った『がんば れっていうのは他人(ひと)に言う言葉じゃないよ』と言っていたのは、なんとなく心に響いた言葉です。もちろん、ちょっとしたことでカーッとなって相手を 傷つける方に同情する気にはなれないものの、すぐ「逆切れ」などという言葉で片付けられがちなことも、ホントは自分だけで抱えきれないものがあるのかもし れない…、と、ふと考えさせられました。




‹!-- ここまでネタばれあり --› 


 さだまさし様の映画を見るのは眉山についで二作品目ですが、こちらの方がオイラにはわかりやすかった。なかなか良い作品でした。
 
 あと、作品とは関係ありませんが、秋篠宮佳子さまって、佳子内親王とお呼びした方がよいのでしょうか…?





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