ロシアのクレムリンで爆破事件が発生。その容疑がIMF(極秘スパイ組織・不可能作戦班)のイーサン・ハント(トム・クルーズ)とそのチームにかけられる。米大統領は政府が事件に関与した疑いを避けるため、「ゴースト・プロトコル(架空任務)」を発令。イーサンチームはIMFから登録を抹消されてしまう。国や組織という後ろ盾を失ったまま、クレムリン爆破の黒幕を追い、さらなる核テロを未然に防ぐというミッションの遂行を余儀なくされるイーサンたち。失敗すれば彼らは、凶悪テロリストとして全世界に指名手配されてしまうのだ。黒幕たちの取引の現場は、世界一の高さと最新のセキュリティを誇るドバイの超高層ビル、ブルジュ・ハリファ。難攻不落の天空城に、特殊粘着グローブと命綱一本で外部からの侵入を試みるイーサンだが……。幾重にも張り巡らされた罠と、よぎる裏切りの影。そして次第に明らかになるミッションの〈真の目的〉とは……。
というもの。高所恐怖症のオイラには、予告編で観たビルをスパイダーマンのようによじ登っていくシーンとか怖かった…。しかし、本当に軍とか政府のバックアップのある諜報部員ならば、こういう科学平気というかアイテムとか持ってそう…とか、ふと思ってしまう。いまなら、とんでもないものが極秘裏に開発されていたとしても、あり得ないとは思えないもんな…。
実はミッションインポッシブルって、1~3は観たことが無かったので、この、ゴースト・プロトコルが初見でしたが、人気になるだけはあるなぁ…、と、思える作品でした。
<-- 以下のストーリーは結末を含んでいます。閲覧注意 -->
第一次大戦前、ロンドンでの物語である。カルヴェロ(チャールズ・チャップリン)はミュージック・ホールの道化師で、かつてはイギリス最大の芸風を謳われたが、中年をすぎた今はすっかり落ちぶれてしまった。ある日、彼が酔ってアパートに帰ってみると、美しい女が自殺を企てて意識不明になって倒れていた。カルヴェロは大急ぎで医者を呼び彼女を手当てしたので幸い息を吹きかえした。彼はその女がすっかり回復するまで自室におくことにした。女はテリー(クレア・ブルーム)というバレエの踊り子で、自分の芸術に見限りをつけてしまったのだ。彼女はもう踊ることも歩くことも出来ないといい、生きる希望を全く失っていた。カルヴェロは彼女を励まし、生きるために闘わなければいけないと力説した。しかしカルヴェロが舞台にカムバックしようとして失敗したとき、テリーは再び歩くことが出来るようになり、かえってカルヴェロの失敗をはげますのだった。テリーは有名なエンパイア劇場にバレエ・ダンサーの職を得た。そして半年もたたぬうちに座主と監督に認められて、新作バレエの第一ダンサーになることが出来た。そのバレエは若い作曲家ネヴィル(シドニー・チャップリン)の作で、バレエもテリーも大好評を博した。ネヴィルはテリーに全く惚れ込んでしまったが、彼女は完全にカルヴェロに傾倒しており、彼に愛を打明けて結婚しようといいだした。しかし、カルヴェロは2人の齢の差や、自分が下り坂であるのにテリーはいまこそ順境にあることを説いて、2人の結婚など馬鹿げたことだといい、彼女のもとを離れて辻音楽師に落ちぶれて行った。テリーは欧州興行の旅にのぼり各地で絶賛を博した。その間に世界大戦が起こりネヴィルは出征した。テリーとネヴィルが再びロンドンに帰ってから、2人は会う瀬を重ねたが、やはりテリーにはカルヴェロが忘れられなかった。ある日テリーは街路でカルヴェロに会い、むかしの恩人を救おうと彼をエンパイア劇場の舞台に立てるように取り計らってやった。再生の舞台でカルヴェロは昔通りの珍芸を見せた。それは彼のこの世における最後の努力だった。彼は熱演のあまり舞台からころげ落ち致命傷を負って舞台の袖に運ばれた。そして何も知らぬテリーが華やかな脚光を浴びて踊りまくると舞台をみとりつつ息を引きとった。
<-- 以上のストーリーは結末を含んでいます。閲覧注意 -->
年齢を重ね、過去のようにいかなくなったが、もう一度華を咲かせたい…、この作品はチャップリンの思いもそのまま込めた作品かもしれません。ところどころコメディーはあるものの、この作品は喜劇ではなく、ラストだけ観ると悲劇にも見えますが、単純に悲劇ではなく、なんて申しましょうか、古い木は枯れ、若い花は芽吹くというと表現がおかしいのですが、オイラがまだ入社したてのころにこの作品を観たら、退屈このうえなく感じたかもしれませんが、オイラ自身、社会人になって早20年…。まだ引退までは考えないものの、若い頃に比べて経験値だけはあるのでしょうが、体力や行動力など、やっぱり衰えてきたなぁ…とふと感じることが出てきたので、カルヴェロさんに若干の感情移入ができました。
前半はテリーとネヴィルが結ばれて、ハッピーな展開ながらカルヴェロは寂しく芸の世界から身を引く…というストーリーを想像していたのですが、実際は、そんなぬるい寂しいストーリーではなかった。「THE END」のテロップが出て、このあとテリーはどれほど悲しんだのか、ネヴィルとは結局結ばれたのか結ばれることはなかったのか…など、想像してしいますが、昔、芸人は舞台で死ねれば本望なんていうことを聞いたことがありますが、カルヴェロさんも一度は栄光を掴み、ひとりの才能ある女性を救って、彼女の大舞台を観た…観る寸前で息をひきとったのか、観ながら息をひきとったのか微妙ですが…、最後の舞台はサクラが仕込まれたようなので、カルヴェロさん自身が最後に一花咲かせたというのは微妙ですが、テリーという大輪を咲かせたし、幸せな人生だったのだろう…と、思いたい。
ちなみに映画のタイトルになった『ライムライト』というのは、電球が普及する以前に舞台照明に用いられた照明器具のことなんだそうです。昔、「来る夢、来る人と書いて、来夢来人(らいむらいと)」なんて歌があったけど、違ったんですね…。
火曜日は映画を観ました。2本目に観たのは『新少林寺』です。オイラが小学生か中学生の頃、少林寺という映画がありましたが、もう30年ぐらい前の話だなぁ…と思っていましたが、予告編を観ると29年前の話みたい。いやぁー、懐かしい。あの、こども時代に戻ってみたい…という話はおいといて、新少林寺のお話。
20世紀初頭の中華民国初期、辛亥革命が起こり、中国全土では覇権をめぐり戦いが絶えず、混沌に陥っていた。登封市(現河南省鄭州市)にある少林寺の僧侶たちは、おびただしい数の死骸の中から、まだ息のある人々を救助していた。そんな中、逃亡した敵の大将を追い、馬に乗った軍人たちが少林寺に土足で踏み込む。粗暴で傲慢な将軍・候杰(アンディ・ラウ)は、少林寺の中で敵の大将を無残に撃ち殺し、少林寺を愚弄して去る。権力拡大の野望を抱く候杰だったが、腹心の部下・曹蛮(ニコラス・ツェー)に裏切られ、愛する幼い一人娘も失い、自身も懸賞金のかかったお尋ね者となってしまう。全てを失った候杰は、かくまってもらった少林寺の料理係(ジャッキー・チェン)の家で髪を切り、出家することを決意。悟りを開いた候杰は僧侶を率い、戦火に追われる平民たちと少林寺を決死の思いで守るのだが……。
…と、いうようなストーリー。
最初の頃は少林寺を馬鹿にして、力…武力でねじ伏せようとしていた候杰が、部下に裏切られ、娘を失い、妻に逃げられ、少林寺で僧となって、己の罪の懺悔をしていくので、「人は変われるんだなぁ…」と、思っていたが、候杰を裏切った部下の曹蛮が、西洋人と悪巧みをしていたが、少林寺の者達の手によって邪魔され、少林寺へ報復に向かうのですが…。いや、なんていうか、人、死に過ぎやろっ! しかも遠方からの砲撃で少林寺は破壊されるは、カンフーで立ち向かう少林寺の僧は銃撃の前に倒れるは…、せめて、候杰と曹蛮の対決ぐらいはカンフーで決着させてほしかった…。
この映画を観ようと思ったきっかけは、ジャッキーチェン様が出演されていたからです。ジャッキーチェン様はクンフーの達人では無かったけど、ハリウッド進出前の蛇拳や酔拳の頃のようなコミカルタッチのアクションが観られて、オイラはちょっと嬉しかった。
おもしろい作品ではあるのですが、できれば砲弾など抜きの闘いが見たかったなぁ…。
公式サイトはコチラです。
火曜日は仕事が休みだったので、何か楽しい映画は無いものか…と、ムービーウォーカーを見ていたら、『恋の罪』という映画に目が止まった。作品紹介で、『冷たい熱帯魚』の園子温監督が、90年代に渋谷で起きた実際の殺人事件からインスパイアを受けて作り上げたサスペンスドラマ。ラブホテル街のアパートで女の死体が発見されたことをきっかけに、3人の女の運命が交差していく。『踊る大捜査線』シリーズの水野美紀が、謎の猟奇殺人事件を追う刑事役で体当たりの演技を見せる。とあった。水野美紀様の体当たり演技というのに惹かれ、なんとなーく観に行きました。映画館に着いてから知ったのですが、X-18指定でした…。ストーリーを抜粋すると、
どしゃぶりの雨が降りしきる中、ラブホテル街のアパートで女の死体が発見される。事件担当する女刑事・和子(水野美紀)は、仕事と幸せな家庭を持つにもかかわらず、愛人との関係を断てないでいた。謎の猟奇殺人事件を追ううちに、大学のエリート助教授・美津子(冨樫真)と、人気小説家を夫に持つ清楚で献身的な主婦・いずみ(神楽坂恵)の驚くべき秘密に触れ引き込まれていく和子。事件の裏に浮かび上がる真実とは……。3人の女たちの行き着く果て、誰も観たことのない愛の地獄が始まる……。
…とある。
最初の方で、水野美紀様がエッチしているらしきシーンが出てくるのですが、その後すぐに全裸で登場…。びっくりした。さすがにおまんこは見えないものの、おっぱいだけでなく、アンダーヘアまで映っている。18禁恐るべし。あんまり、いきなりだったので、美しい裸体を記憶に描きこむヒマもなかった…。
そんでもって、いきなりエグイ死体。ウジなどがわいていて、しばらく焼肉が食えないかも…。と思ったりしつつ観た。その後、貞淑な奥様が堕ちていくサマが描かれていました。また、この奥さん役が可愛いのであった。オイラの好み。この方も最初の水野美紀様ばりにおっぱいとアンダーヘアを見せて大胆演技。AVと違うので、オチンチンが勃ったりはしなかったが、18禁恐るべし。…ちなみに、この奥様、最後堕ちていって、小学生のこども2人の前で大股開きとまではいわないが、おしっこするさまを見せていたりします。正式な名前は忘れましたが、児童ポルノ禁止の法律か何かで、未成年の子に性的描写や性的描写を連想させるような表現は禁止になっていたと思うのですが、18禁でも同様だよね? 18禁ならいいのかな? まぁ、もっとも女の子のおしっこじゃなく、オトナの女のオシッコ姿だからセーフなのかな? でも、こどもにおまんこを堂々と見せているシーンはいかがなものか??
その他にも、ちょっと年齢が上の助教授の女性もいるけど、オイラの好みとはちょっと違うからねぇ…。 いやはや、でも、貞淑な奥さんは、可愛いはおっぱい大きいはで、こんなセックスフレンドが居たら、人生いまより楽しいだろうなぁ…とか不謹慎なことばっかり書いていますが、肝心の映画のストーリーはいまひとつ。いや、悪い話じゃないし、犯人もわかったし…、ですが、何か観終えても、いまひとつわけがわからないというのが正式な感想。水野美紀様演じる女刑事も売春やってるのかどうか…がよくわからないけど…。
まぁ、ヘアヌードやおっぱいも観られたし、悪くないけど、無駄に長いし、正直映画が終わったときは疲れた。決してエッチな妄想で果てたとかじゃなくて、長い…、もう少し短くできたんじゃないかな…と思うけど、きっと監督は観る側にも少々の苦痛を与えるために、わざと長く作ったのでしょうね…。
余談ですが、水野美紀様と聞いて、踊る大捜査線のすみれさんを思い出すのは普通でしょうが、オイラはいまだに春麗を思い出してしまいます…。
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昨日の話ですが、映画を観ました。観たのは三谷幸喜様が監督と脚本を務められたスケベ…じゃなかった、ステキな金縛りという作品。既に観られた方も多いでしょうし、これから観ようと思ってらっしゃる方も多いでしょう、きっと人気になる作品でしょう。ストーリーをいつものごとくムービーウォーカーから抜くと…
エミ(深津絵里)は失敗続きで後がない三流弁護士。彼女が新しく担当になったのは、とある殺人事件。被告人は無実を主張。完璧なアリバイがあるという。なんと事件当夜、旅館の一室で金縛りにあっていたというのだ。無実を証明できるのは一晩中彼の上にのしかかっていた落ち武者の幽霊だけ。エミはその幽霊、六兵衛(西田敏行)に会い、彼を証人として法廷に召喚する。しかしこの六兵衛の姿は、すべての人に見えるわけではなかった。しかもエミの前には、一切の超常現象を信じない敏腕カタブツ検事、小佐野(中井貴一)が立ちはだかり……。人生のどん詰まりに立たされたダメダメ弁護士と、421年前に無念の死を遂げた落ち武者の間に生まれた奇妙な友情。果たして彼らは、真実を導き出す事ができるのか……?
…というもの。「真犯人はあなたです」とキメ台詞を言うのですが、果たして本当に真犯人がわかったのかは映画を観てのおたのしみ…。ちょっと反則というか、ストーリーとしてはどうなのさ…と思うところはいくつもありますが、肩の力を抜いて娯楽として観るのが正しい見方ですね。オイラは竹内結子様は好きな女優様なのですが、深津絵里様もまた好きな女優様なのですようね。踊る大捜査線のときの深津絵里様も好きでした。うーん、お嫁さんになって欲しい女優なんて聞かれたら、深津絵里様は上位にランクインされそう…少なくともオイラの中では上位っす。
ザ・マジックアワー以降、西田敏行様、佐藤浩市様とともに、深津絵里様も、三谷ファミリーになったのかな?
あっ、映画の感想を書いてないか…。まっ、いっか、ちょっと上映時間が長いけど、面白かったよ。
ステキな金縛り、予告編動画
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早川勇作(市原隼人)は、人一倍正義感が強く、犯罪者に対して天性の鋭い嗅覚を持つ優秀な警察官。しかし、刑事を目指す彼に下った異動先は、警視庁警備部警備二課装備第四係。勇作は東京郊外にあるその新たな職場を訪れるが、そこは精鋭のハンドラーと13頭の警備犬がいる警備犬の訓練所だった。凶悪犯罪やテロ、そして地震や台風などによる大規模な自然災害全ての事象に出勤する部隊で、ここの警備犬は、鈴の付いた首輪を着ければ人を救い、革の首輪に付け替えれば人を制圧もする使命を負っている。ただし警備犬が創設されて30年、災害救助に出たことはあるが、警備出勤はまだ一度もなかった。慣れない仕事と犯罪捜査への渇望で、仕事への意欲を失っていく勇作だったが、ある日、ハンディキャップを持って生まれた犬“シロ”に出会う。勇作同様、シロもまた優秀な警察犬の血を引いていたが、劣勢遺伝(アルビノ)で生まれたために警備犬への道を閉ざされてしまっていたのだ。勇作はそんなシロに自分を重ね合わせ、警備犬へと育成しようと決意する。勇作の情熱と愛情により、その才能を開花させていくシロ。いつしか二人の間に、言葉を越えた親和と絆が芽生えていく。だが警備犬は“装備”にしか過ぎない。もしもの時は人間の楯になることを要求され、凶悪犯罪者が人間に向けて凶器を向けた時、自分はシロに楯になることを指示できるだろうか、と勇作の心は激しく揺れる……。人命救助と犯罪阻止のためにプロフェッショナルに徹する若き女性警官・水野夏希(戸田恵梨香)は、若くしてNo.1ハンドラーの地位を確立、国際救援隊にも参加して数多くの命を救ってきた警備犬の可能性を信じ、強い使命感を持っている。しかし彼女もまた苦悩を抱え、勇作とは違う立場で警備犬を警察全体に認めさせるために戦っていた。勇作と夏希、二人の思いは交錯し、プライドが激突する。そんな中、警視庁を震撼させる連続爆破事件が発生。若きハンドラーと警備犬の永遠に語り継がれる伝説が今、幕を開ける……。
まぁ、オイラがこの映画を観に行こうと思ったのは、予告を観て興味を持ったのもあるし、テレビ番組での宣伝もあったのですが、もうひとつの理由は、戸田恵梨香様の存在でしょうかね。ライアーゲームを観て以来、お気に入りの女優様なのです、梅田でマツダのデミオのイベントで生で戸田恵梨香様を見たのも大きいのかもしれません。ライアーゲームは今度は多部未華子様で映画だそうですね…。
さて、この作品ですが、ちょっとね、まぁ、原作はまぁいいのかもしれませんが、映画はなぁ…。感動のお話なはずなのですが、ちょっといまひとつかな? 無理がありすぎるよね。後半だけど、コンサート会場から爆弾を見つけて、ほぼ爆発と同時刻に処理箱におさめたり、シロに連れられて水野夏希が早川勇作を助けに行くわけですが、時限爆弾の残り時間の表示から、爆発するまでにあれだけのことができるのは無理がありすぎな気がして、ちょっと興ざめしてしまいました。 スティーブン・ジャブズ氏だとか宙音(そらね)ミクという音声合成ソフトだとか、まっ、いいけどね…、と、これも興ざめ。原作がどんな感じかわからないのですが、設定自体はおもしろそうなので、なんかちょっと残念な仕上がりに思えました。
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サンフランシスコの製薬会社研究所に勤める神経化学者ウィル(ジェームズ・フランコ)が実験用に観察していた一匹のチンパンジーに驚くべき知能が示された。そのチンパンジーには開発中のアルツハイマー病の新薬が投与されていたが、突如暴れ出し、警備員に射殺されてしまう。だがそのチンパンジーは妊娠しており、ウィルは生まれたばかりの赤ん坊猿を自宅に連れ帰り“シーザー”と名付けて育てることにする。3年後、ウィルのもとですくすくと育ったシーザーは、家の中を縦横無尽に駆け回るようになった。ウィルとシーザーとの間には強い絆が生まれており、同時に母親のチンパンジーの特殊な遺伝子を受け継いだ彼は、類いまれな“知性”を発揮し始めていく。新薬が脳を活性化させる効果を確信したウィルは、研究所から持ち出したその薬をアルツハイマー病の父・チャールズに投与、すると翌朝、彼はそれまで悪化していた病状が嘘のように生気を取り戻す。5年後。ウィルは動物園の獣医キャロライン(フリーダ・ピント)と相思相愛の仲になり、体長5フィートにもなったシーザーは、より複雑で多様な感情を表すようになっていた。そんな折、チャールズが再び病状悪化の兆候を示し、隣人とのトラブルを引き起こす。その様子を屋根裏部屋から目撃したシーザーは、チャ-ルズを助けようとしてその隣人を傷つけてしまい、霊長類保護施設に入れられる。檻に閉ざされた施設で、シーザーを待ち受けていたのは飼育長の陰湿な虐待だった。その一方で、なかなか施設内の猿のコミュニティに溶け込めずにいたシーザーは、チンパンジーの群れを率いるボスとの争いに勝利を収め、全ての猿たちをひとつのグループにまとめ上げていく。その頃、ウィルはより強力に改良した新薬の実験を行うが、猿への投与中に薬を浴びたウィルの同僚が原因不明の体調不良を訴えた後、夥しく出血、謎の死をとげる。ウィルは施設を訪れるが、シーザーはウィルが差しのべる手を拒絶。知性に目覚め、人間の愚かさに失望し、ウィルさえも想像できない驚異的な進化を遂げたシーザーは、このときすでにある決意を固めていた。やがて高い知能を駆使し施設から脱出したシーザーは、今や固い絆で結ばれた仲間のチンパンジーらと共に、人類との壮大な全面戦争へとなだれ込んでいく……。
この作品から、猿の惑星に直結するというものではないのですが、猿が知能を高め、言語まで操るようになったのが、人の力だったことは示されています。脳の影響を与える薬の作用で、猿の知能が高まったようです。この作品は、薬を服用された猿が知能があがったのはもちろんなのですが、その作用がこどもに遺伝されるというのがミソな気がします。この遺伝という話がないと、将来の話になる猿の惑星の支配者となった猿の進化に話が繋がらないですからね。また妊娠中に薬の副作用により、体の形成などにも影響を及ぼしたと考えれば、シーザーが言葉を喋るのも、あり得ないとは言えないのですよね。普通の猿は喉のつくりなどから、どんなに知能が高くても人間と同じように喋ることはできないですからね。
でも、猿の惑星では、戦争か紛争かがきっかけで文明が滅び、人口も激減したというような内容だったと思うのですが、どうも、この映画では、脳に影響を与える薬が、猿ではうまく免疫機能が働いて、知能が高まるのですが、人間にはそれが当てはまらないらしい…。病気になって死に至るということを予測させます。ちょっと話が違うような…?
この作品は、後に繋がる作品に気を囚われなければ、良い作品です。ここまで極端なのはともかく、いまの科学の暴走といいましょうか、原発事故を見ても、扱いきれない科学を使い始めて、止まれなくなっているので、この映画のように、とんでもないものを作ってしっぺ返しを喰らう日も、いつ来てもおかしくない怖い時代ですね。
公式サイトは、こちらからどうぞ。
2010年6月13日。小惑星“イトカワ”調査を目的に、2003年5月に日本から打ち上げられた小惑星探査機“はやぶさ”が地球に帰還した。月以外の天体からサンプルを採取して持ち帰るというミッションは、NASAでさえ成し得なかった人類初の快挙だった。わずか1~2メートル四方の小さな“はやぶさ”の7年間、60億キロにも及ぶ旅は、通信途絶による行方不明やエンジン停止など、絶体絶命のピンチの連続。その危機を乗り越えたのは、坂上健一(高嶋政宏)や川渕幸一(佐野史郎)といった専門家と、プロジェクトの広報を担当した的場泰弘(西田敏行)、その下で働く水沢恵(竹内結子)など、ユニークな経歴を持つメンバーで結成されたプロジェクトチームだった。大きなプレッシャーと次々と降りかかるトラブルに、メンバーたちはどのように立ち向かっていったのか。彼らの“諦めない”という強い想い、その原動力となった信念や夢、勇気と自信を描き出す。
というもの。
なんていうか竹内結子様がいい味を出してます。おもった以上にはやぶさの科学面の話もあって、おもしろかった。結構上映時間は長いのですが、最後まで面白かったよ。最後のはやぶさの帰還は、一昨年のユーストリーム配信で観たのを思い出して、何故か涙ぐんじゃった。
若き頭首・風間仁(声:千葉一伸)率いる“三島財閥”と、彼の父親である三島一八(篠原まさのり)が実権を握る“Gコーポレーション”は、人類初の万能細胞“M細胞”を求め、世界各国を極秘に捜索しながら互いに争いを繰り広げていた。そんな中、両陣営はその鍵を握る人物が京都のインターナショナルスクール、京國校に通う高校生・神谷真(宮野守)であることを突きとめる。神谷の身辺調査を行うため、風間は専属のエージェント、ニーナ・ウィリアムズ(田中敦子)を派遣。一方の三島は彼の右腕であるアンナ・ウィリアムズ(渡辺明乃)を、財閥が経営する三島高専へと送りこむ。ある日、中国拳法の達人で三島高専の2年生リン・シャオユウ(坂本真綾)がいつものように登校すると、校長室に呼び出され、そこにいたGコーポレーションから派遣されたという見知らぬ女から、京國校への転入と、神谷の身元を調べることを依頼される。一度は断ったシャオユウだったが、Gコーポレーションと対立する三島財閥=風間仁に近づくチャンスと思い、このミッションを引き受ける。シャオユウは、かつての良き友人・風間に本来の姿を取り戻してもらいたいと考えたのだ。こうして京國校に潜入したシャオユウ。早速、校内で神谷を探していると、突然、屋上からひとりの男が落ちてきた。その身体能力で彼の救出に成功するが、その男こそが神谷だった。知り合った同級生アリサ・ボスコノビッチ(松岡由貴)は神谷に思いを寄せており、救ってくれたシャオユウにお礼を言うと共に、彼が屋上から飛び降りたのは今回で2度目だと教えてくれた。自殺願望があるわけでもなく、このような謎の行動を繰り返す神谷の調査を続けていくうちに様々な事実が発覚する。彼が京國校の前に三島高専に通い、風間の友人だったこと、彼以外のクラスメートが集団失踪する謎の事件があったこと。彼が風間へとつながる唯一の糸だと確信したシャオユウは、アリサと共に神谷へさらなる接近を試みるが、なかなか核心に近づくことができない。そんな中、神谷が何者かによって連れ去られてしまう。そこには三島財閥という巨大な陰、風間仁、三島一八、そして今は亡き三島平八の欲望入り乱れた血なまぐさい陰謀が隠されていた……。
というもので、補足(?)解説として、
世界中で人気の対戦格闘ゲーム「鉄拳」をフルCGアニメーションで描いた3D映画。ゲームの世界観を尊重しつつ、新たなアプローチで謎を呼ぶストーリーを構築。ゲームファンにはおなじみのキャラたちがスクリーンで迫力の3Dバトルを展開する。坂本真綾、宮野真守、松岡由貴ら吹替え、アニメを問わず活躍する実力派声優陣にも注目。
と書かれてあります。フルCGといえば、ファイナルファンタジーを思い出しますが、ほとんど印象に残ってないファイナルファンタジーよりは、鉄拳 ブラッド・ベンジェンスの方が面白かった。一八も平八も相変わらずの悪人っぷりでした。いきなりニーナとアンナの姉妹喧嘩からスタートするこの作品。後半はもはや格闘でも何でもない気がしましたが、アリサとシャオユウが仲良くなって、最後の方でアリサが必殺技(?)を食らわしたりするシーンは、やっぱりベタが好き!? なオイラは、泣くことは無かったものの、あぁー自分で書くのもナンですが、単純なやつ…と、思いました。
ただね、個人的に3Dは、もういいや…って感じ。3Dスコープって、ちょっと画面が暗く観えるんですよね。夜のシーンとか見づらかったし…。
去年だったか一昨年だったか、実写版の鉄拳を観ましたが、アレはアレでおもしろかったけど、今回観た映画の方が、鉄拳のゲームを遊んでいた自分としては、しっくり来ました。 う~ん、たいした感想が書けなかったね。ちょっとアクシデントがあったからなぁ…。
いままでも映画は時々観ていたのですが、一昨年までは映画を観るとウェブログ等にアップしていたのですが、ツイッターをやり始めた影響か、映画を鑑賞し終えて、ウェブログにアップしないことが増えてきました。ただ、自分自身でも、たまにブログを見直したときに、自分が観た映画のことが抜けているのが、ちょっと寂しいので、これから、可能なかぎり映画を観終えたら、当日じゃなくてもいいのでウェブログ等にアップしようと思ったのでした。
ちなみに、神様のカルテについて、ムービーウォーカーを見ると、
現役医師・夏川草介のデビュー作で本屋大賞第2位となった号泣ベストセラーを映画化。地方医療という社会問題を背景に、若く真面目な内科医の葛藤と成長をみずみずしく描く。嵐の櫻井翔と宮崎あおいが夫婦役で初共演。脚本は医療ドラマの経験豊富な後藤法子。ヒット作『60歳のラブレター』の俊英・深川栄洋が監督をつとめる。
…と、書かれてありました。現役の方が書かれたのか…、で、ストーリーは、
美しい自然に囲まれた信州の一地方都市・松本。勤務5年目の青年内科医・栗原一止(櫻井翔)は、医師が不足しながらも“24時間、365日対応”で大勢の患者を抱える本庄病院に勤めている。この小さな病院では専門外の診療をしたり、働き詰めで睡眠が取れなかったりすることが日常茶飯事。それでも一止は、クールな先輩外科医・砂山次郎(要潤)、有能で美人の救急外来看護師長・外村静枝(吉瀬美智子)、同期の冷静沈着な病棟主任看護師・東西直美(池脇千鶴)、新人看護師・水無陽子(朝倉あき)、曲者上司・貫田誠太郎(柄本明)らと共に厳しい地方医療の現実と向き合いながら、同じアパート“御嶽荘”に住む大家兼絵の描けない画家・男爵(原田泰造)、博学な大学生・学士(岡田義徳)との語らい、そして何よりも最愛の妻・榛名(宮崎あおい)との心温まるひとときに日々の疲れを癒しながら激務を凌いでいた。そんな折、一止は母校の医局を通じ大学病院に勤めないかと誘われる。「良い医者」になる為の最先端医療が学べる医局。しかし、一止の前には本庄病院にやってくる大勢の患者がいる。悩む一止だったが、ある日、彼の前に大学病院から「あとは好きなことをして過ごして下さい」と見放された末期ガン患者・安曇雪乃(加賀まりこ)が現れる。もう医学ではどうしようもない安曇であったが、何故か一止を頼ってやってきた。そんな彼女と触れ合う中で一止は、命を救うこととは、人を救うということとは、という医者としての在り方、人間としての在り方を見つめ直していく。一に止まると書いて「正しい」と読むその名の通り、一止は惑い苦悩した時こそきちんと立ち止まって考える。そして、一止はまた歩き始めるためにある決断を下す……。
…というもの。
新人看護師、どこかで見たことありなぁー…と思っていたら、「以前観ていた、NHKの連続テレビ小説『てっぱん』であかりの友人を演じていた朝倉あき様だったなぁ…」とか、池脇千鶴様を観て、「あー、この方か『ほんまもん』でヒロインを演じていた方だなぁー」とか、吉瀬美智子様はビューティーだとか、加賀まりこ様も、やっぱり老けてきたなぁとか、どーでもいいことばっか思っていました。出だしはけっこうモッサリしているというのかな、どうも、観ていて退屈感も出てしまっていたオイラです。加賀まりこ様演じる安曇雪乃という年配の女性が入院してきて、物語はちょっとおもしろくなってきますが、余命いくばくもない安曇雪乃を屋上に連れ出し、彼女の故郷を見せるシーンがクライマックスかと思いきや、物語はまだ続きました。ちなみに、その屋上で写真を撮る栗原榛名役の宮崎あおい様の持つカメラはやっぱり OLYMPUS のカメラでした。
まぁね、これだけ書くと、おもしろくない映画のような気もしちゃいますね。オイラも、櫻井翔様があちことでがんばって宣伝されていたので、どんな映画かな? 程度で観ていたので、まぁー、今日は500円安い日だったし、この映画も期待するほどではなかったかなぁー…と思うのですが、ラスト付近の手紙のシーンで泣いてしまいました。年取るといろんなところが緩くなるそうなので、オイラの涙腺もゆるゆる状態だったのかもしれませんが、結果としてジーンとする映画でした。メリハリが少ないというか、全体的に静かな映画ですが、絶賛、お薦め…とまでは言い切りませんが、心暖まるストーリーという感じの映画でした。