明治11年。東京では、人斬り抜刀斎を名乗る男が誰かれ構わず斬りつける事件が発生していた。亡父から継承した神谷道場を切り盛りする神谷薫(武井咲)が 無謀にも男に立ち向かおうとしているところを、通りすがりの男が助ける。その人こそ、幕末には反幕府軍の暗殺者として活躍した人斬り抜刀斎本人(佐藤健) だった。今は緋村剣心と名乗り、斬れない刀を携え流浪の旅をしながら、どんな悪人でも決して命を奪わない不殺(ころさず)の誓いに従いながら人助けをして いる。偽者の人斬り抜刀斎の正体は、実業家の武田観柳(香川照之)に用心棒として雇われた鵜堂刃衛(吉川晃司)だった。世界支配を目論む観柳は女医の高荷 恵(蒼井優)に阿片を作らせ、それを元手に得た莫大な金で武器を買い漁っていた。元・新選組で今は警官を務める斎藤一(江口洋介)が観柳の目論みに気付く ものの、観柳が握る絶大な権力を前になかなか手出しができない。観柳は手始めに神谷道場一帯を手に入れるべく、市井の人々を殺そうとする。神谷道場に身を 寄せる剣心は苦しむ人々を見て、打倒観柳を決意。250人もの護衛をつける観柳に、剣心は喧嘩屋の相楽左之助(青木崇高)とともに立ち向かっていく……。
…というもの。
なんていうか、武井咲様、蒼井優様、おふたりとも素敵な女優さまなのに、なんか無理があるような印象を受けてしまった。佐藤健様の剣心はそれなりに似合っているような気もしましたが、「おろ?」や「…ござるよ」は、実写ではキツイのかも?
時間の都合もあって仕方ないけど、関係者の出会い方も微妙でしたが…、でも、この作品を知っている人でも、なかなか見ごたえがあると思うけれど…、マンガやアニメにハマッている方にはちょっと不満もある作品なのかも?
るろうに剣心のマンガ、また読みたくなったでござる。
とにかく、苦労してやっと観た映画でした。ストーリーをムービーウォーカーから抜くと…
2035年。度重なる天変地異と経済危機、治安悪化により、日本は荒廃していた。国から見捨てられた地方都市ではテロリストが勢力を持ち、略奪や誘拐が日常茶飯事的に行われており、多くの人々は希望を失っていた。そんな地方都市のひとつ・八萬市(エイトシティー)では、治安維持のために自警団・ヒーロー協会が設立される。闇金に手を出し借金取りから逃げ回っていたニートの横峯誠(横山裕)は、ヒーロー協会にスカウトされる。他に揃っているのはアルコール依存症の渋沢薫(レッド/渋谷すばる)、チェリーボーイの村岡雄貴(ナス/村上信五)、ショッピングサイトにどっぷり浸かっている丸之内正悟(オレンジ/丸山隆平)、青いものを見ると買わずにはいられない安原俊(ブルー/安田章大)、プライドばかり高い元バンドマンの錦野徹朗(イエロー/錦戸亮)、純粋で優しすぎる大川良介(グリーン/大倉忠義)というやる気のないダメ人間の掃き溜めだった。横峯はそんなエイトレンジャーのリーダーを任されてしまう。一方、警察としてもはや機能していない八萬署の中にも、型破りだが正義感あふれる刑事・鬼頭桃子(ベッキー)と伝説のヒーローであるキャプテン・シルバー(舘ひろし)に憧れる新米刑事・仁科遥(蓮佛美沙子)は市民を守ろうと日夜努めていた。しかし彼女らの奮闘もむなしく、テロリスト集団ダーククルセイドの第3部隊は誘拐・人身売買で儲け無職の市民を次々に取り込み、着々と勢力を増していた。エイトレンジャーはダーククルセイドの一味に立ち向かうべく、キャプテン・シルバーに付いて修業を積む。ある日、ダーククルセイドからキャプテン・シルバーの元へ刺客が送り込まれる。これを破ったエイトレンジャーが暗殺者の仮面を取ると、正体はこの街で生活の手立てを失くした老人だった。借金返済のためにヒーローを担う者と生活のために暗殺者となった者。エイトレンジャーたちは市民を守る本気の覚悟が足りないことに気付くが、キャプテン・シルバーの導きにより、国や周囲に見捨てられた自分たちだからこそ誰も見捨てずに人々を守ろうと決心する。そんな中、彼らの元にダーククルセイド第3部隊を率いるMr.ダークから、キャプテン・シルバーを引き渡さなければ市内にある石油コンビナートを爆破させるとのテロ予告が届く……。
…というもの。
最初は世界観の説明が延々あって、「うわっ、ちょっと鬱陶しい映画なのかな…」と不安になりましたが、説明が終わるとコント仕立て(?)のストーリーになりましたが、最後はしっかり映画してました。途中でキャプテンシルバーの正体も目星がついたりしますが、それが映画をつまらなくしたりはしないのでご安心を。なんていうの、ベタなストーリーっていうの? いかにも…というストーリーなので、ちょっと子供だましみたいな印象もありますが、難しいこと抜きで映画を観たい人にはお薦めできる作品ですね。笑顔じゃないベッキー様も、なかなか可愛いかったよ…。
西暦2025年。幼い頃に兄弟で交わした「二人で宇宙飛行士になる」という約束通り、弟・ヒビト(岡田将生)は宇宙飛行士となったが、兄・ムッタ(小栗旬)は、会社をクビになり無職となってしまう。大きく異なった運命を歩んでいた二人の兄弟。そんなある日、ヒビトからの1本の電話をきっかけに、ムッタは再び宇宙を目指し始める。夢を追い続けたヒビトと、夢を思い出したムッタ。いま、二人の壮大な夢が動き出した……。
沖縄県の一部では皆既日食だったそうですが、部分日食で盛り上がった…といけば良かったけど、広い範囲で雨か曇りであんまり観ることができなかったのですが、その後、小惑星探査機はやぶさの帰還。それにともない昨年から今年ははやぶさ関連の映画が公開されました。少し前はスーパームーンという、地球と月の距離が近い影響で、いつもより大きな満月が観られ、そして来週は日本の広い範囲で金環日食が観られると期待が高まっています。その他にも132億光年離れた原始銀河が見つかっただの、地球型惑星じゃないか? と思われる惑星が見つかったりと、宇宙の話題は豊富だったりします。なんでも2014年にはNASAが宇宙望遠鏡を打ち上げる計画もあるとかで、無茶苦茶好きとまではいえないまでも、わりと宇宙好き(ちょっと漠然とした表現で申し訳ないけれど)なオイラにとっても、いまは楽しい時期なのさ…。
そんななか宇宙兄弟は公開されました。物語が2025年の話で、そのころには宇宙事情がどうなっているのかもわかりませんが、いま考えれば、よくアポロは月まで辿り着き帰って来られたなぁ…と思うほど、一番近い月でも人類が行って帰って来るというのはいまでも難しいことのようなので、2025年で初めて日本人が月に降り立つというのは、案外リアルな話なのかもしれません。
個人的には麻生久美子様を観て、オイラの観る映画…というか、日本の映画にやたら出ているイメージがあるんですけどね、麻生さん…。これだけ度々観ると、お気に入りの女優さまになりましたよ…。
月に行った弟の話と、宇宙飛行士を目指し訓練を受ける兄の話の両方が描かれた作品なので、宇宙飛行士になるためのJAXAの試験というか、こういう流れなんだ…という大雑把ですが見られますし、宇宙に飛び立つのはこんな感じなのかな? という大雑把なものも観られるのが良い映画ですね。あんまり映画でドキュメンタリーみたいに事細かなことを挿入しないのはオイラ的には好印象。
古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、生真面目すぎる性格から時代の変化についていけず、職を失ってしまう。落ち込んだ彼は、友人に誘われて公衆浴場を訪れるが、そこで突然、現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。そこで出会ったのは、漫画家志望の真実(上戸彩)たち“平たい顔族”、つまり日本人だった。日本の風呂文化に衝撃を受けたルシウスは古代ローマに戻ると、そのアイデアを利用して大きな話題を呼ぶ。タイムスリップを繰り返すルシウスは、ローマで浴場技師としての名声を得ていくのだが……。風呂を愛する2つの民族が時空を超えて出会った時、世界の歴史が大きく動き出す。
この作品、おもしろかった。最初の方は素直に笑えました。顔の濃い俳優を揃えたんだそうで、ローマの俳優さんの中に紛れ込めそうな方々でした。原作を知らないので、比較はできませんが、観て良かった作品ですね。感想少なくてごめん。
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1927年、サイレント映画全盛のハリウッド。大スター、ジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は、共演した愛犬とともに新作の舞台挨拶で拍手喝采を浴びていた。熱狂する観客たちで映画館前は大混乱となり、若い女性ファンがジョージを突き飛ばしてしまう。それでも優しく微笑むジョージに感激した彼女は、大胆にも憧れの大スターの頬にキス。その瞬間を捉えた写真は、翌日の新聞の一面を飾る。写真の彼女の名前はペピー・ミラー(ベレニス・ベジョ)、未来のスターを目指す新人女優だった。映画会社キノグラフでオーディションを受けた彼女は、愛らしい笑顔とキュートなダンスで、ジョージ主演作のエキストラ役を獲得。撮影後、楽屋を訪ねてきたペピーに、ジョージは“女優を目指すのなら、目立つ特徴がないと”と、アイライナーで唇の上にほくろを描く。その日を境に、ペピーの快進撃が始まる。踊り子、メイド、名前のある役、そして遂にヒロインに。1929年、セリフのあるトーキー映画が登場すると、過去の栄光に固執し、“サイレント映画こそ芸術”と主張するジョージは、キノグラフ社の社長(ジョン・グッドマン)と決別する。しかし数か月後、自ら初監督と主演を務めたサイレント映画は大コケ。心を閉ざしたジョージは、心配して訪ねてきたペピーすら追い返してしまう。それから1年。今やペピーはトーキー映画の新進スターとして人気を獲得していた。一方、妻に追い出されたジョージは、運転手クリフトン(ジェームズ・クロムウェル)すら雇えなくなり、オークションで想い出の品々を売り払う。執事にその全てを買い取らせたペピーは、ジョージの孤独な背中に涙を流す。酒に溺れるジョージは自分に絶望し、唯一の財産であるフィルムに放火。愛犬の活躍で救出されたジョージの元へ駆けつけたのは、変わらぬ愛を抱くペピーだった。“銀幕のスター”ジョージを復活させる名案を携えて……。
映画の内容とは逸れますが、オイラがまだ学生だったころかな…。NHKとサンテレビか京都テレビかどっちか忘れたけれど、チャップリン映画の放送権を持っていたのですが、その期限が今年で切れるというころ、いくつかのチャップリン映画を放映していたので、サイレント映画っていうのは観たことがあるのですが、それらは比較的短編なもので、なおかつコメディータッチだったので、今回の作品とはちょっと異なものだったかな…。
少し前にTOHOシネマズの午前十時の映画祭というので、チャップリンのムーンライトをやっていたのを観ました、ムーンライトはサイレント映画では無かったのですが、時代とともに過去のスターが落ちぶれ、若い女性はスターの階段を駆け上って行く…という流れは似てる印象を受けた。そして女性の方が過去のスターである男性に好意を寄せているのも似ていました。ただ、ムーンライトが最後に男性が息をひきとったのに対して、こちらのアーティストでは、ふたりが共演を果たすというハッピーな展開にはなっているのかな…。
途中で音が出るシーンがあったので、「ここでサイレントが終わりかな?」と思いましたが、ラストの方までサイレント映画でした。さすがに昔に撮られたものではないので画像やサウンドにノイズなどはないのですが、白黒のサイレント映画なので、昔の映画っぽく感じるかも…。時代も昔だしね…。サイレント映画を観たことが無い人にはそれが新鮮に思えるかもしれませんが…。
無声なので字幕を読んでいる間は映像に集中できない…ということは無いのは良いのかも。ちょっと変わった映画を観たくなっている方にはお薦めかな。
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では、例によってストーリーをムービーウォーカーから抜粋すると…
“ライアーゲーム”とは、ある日突然、招待状と現金1億円を受け取った人々が、壮絶な騙し合いを
繰り広げ、マネーを奪い合うゲーム。そのファイナルステージから2年。すべてが終わったかに見えた。しかし、謎の復活を遂げたライアーゲーム事務局が最大の復讐劇を仕掛ける。そのターゲットは、元天才詐欺師・秋山深一(松田翔太)。今回のゲームは、総額20億円を賭けて20名のプレイヤーが争う究極の“イス取りゲーム”だった。秋山とともにゲームに挑むのは篠宮優(多部未華子)。秋山潰しを目論むカルト教団の教祖・張本タカシ(船越英一郎)を始めとする新たなプレイヤーも現れる。ゲームを仕切るのは、新たな最年少事務局員アリス(芦田愛菜)。そして、すべてを陰で操る謎の主催者Ω(=オメガ)(江角マキコ)。騙し合いか?それとも助け合いか?極限の心理戦が今始まる……。
と、いうもの。
多部未華子様演じる篠宮優がどういうキャラか掴めないので、最初は前作の映画よりスーッと入っていけなかったのは仕方が無いところ。神崎直ほどばか正直ではないけれど、お互い助け合うことを良しと思っている、真面目なお人よしキャラかな? と思いつつ観ました。で、神崎直なら絶対ないであろう、秋山深一を裏切るということもやってしまいました。その後、後悔と反省のあと、秋山深一の元に戻り、ふたたび三つ巴の心理戦に参戦します。今回のイス取りゲームは国盗りゲームのように進められます。チーム戦ではなくあえて〝国盗り〟と表現しているように、間者(スパイ?)を自分以外の結束チーム…面倒だから「国」と書かせていただきますが、先に書いた篠宮優が秋山深一を裏切るような行為を行ったのも、敵国の刺客のワナにはまったからでした。また、国盗り…イス取りゲームに敗北したものが、どの国に協力するかで、国の勢力が変わる…。まさに国盗り合戦の様相で展開します。そして、神崎直ほどのバカ正直では無いのですが、結局は秋山深一の策略があればこそですが、篠宮優のキャラにより援軍が増え、まぁ、最後は「やっぱライアーゲームのエンディングはこういう終わり方なんだね♪」というような、今回のゲームの終わり方をします。
それにしても、前作の映画で「もう、当分、ライアーゲームが開催されることは無いでしょう。」と。言っていたと思うのですが、2年で、また行われてますね。ただ、前作のとんでもない資産家達が賭けをしているというわけではなく、ひとりの金持ち(?)の復讐みたいなので、その意味ではライアーゲームの再開とは、ちと違うのかもわかりませんが…。
あと、個人的に秋山深一と神埼直、くっついちゃえばいいのに…と思っていたので、どうやらくっついてはいなかったようなので、それは残念。
最後に、前作の映画でも、最後の最後に、映画の最初の方で神崎直から1千円をバス代として借りていた方が、バス代の1千円を返しているというシーンがありましたが、今回の作品でもエンドロールの後、「あっ、そういえば、そんなことを言っていたなぁ…」というシーンがあるので、エンドロールが始まったからと、早々に退散せずに、最後まで見届けることをお薦めいたします。もっとも、オイラ以外のブログを探せば、最後のオチ(?)を書いているブログもあると思いますが…。
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観た映画はアフロ田中という作品。この原作のマンガは読んだことがないのですが、なんか短命で終わった印象の「愛のお悩み解決!シアワセ結婚相談所」という番組で、誰がゲストの時か忘れたけど、アフロ田中がおもしろいとか話していて興味を持ち、ネカフェでも行ったときに読もうか…と思いながら、いまだ読むには至っておりません。そんななか映画化されたので、観に行ったわけです。ストーリーを抜粋すると…
強烈な天然パーマでこの世に産まれ落ちた田中広。幼い頃からその髪質ゆえ理不尽なイジメを受け、不遇の少年時代を過ごしてきた。成長し高校生となった田中はノープランのままその場のノリで学校を中退。その後、さらなる自由を求めて埼玉から上京する。肉体労働で日々汗を流しながら、田中(松田翔太)は24歳を迎えるが、いまだ、彼女も出来ない寂しい生活を送っていた。そんな時、学生時代からつるんできた地元の仲間たちの1人、井上(駒木根隆介)が、結婚するという知らせが舞い込む。高校時代の約束を思い出し、真っ青になる田中。その約束とは“仲間5人のうち誰かが結婚する日には、その時の彼女を連れてくる”というものだった。焦る田中の前に、隣に引っ越してきた加藤亜矢(佐々木希)が現れる。そのあまりの美しさに激しく心をときめかす田中だったが、あんなのどうこうできるはずないだろ、と瞬時に諦めてしまう。そんな中、田中は彼女がいないことを仲間たちに告白しようと決め、帰郷。だが半年ぶりに再会した仲間たちは、それぞれ適度に生活に疲れながらも、身の丈にあった彼女をしっかり作っており、結局、田中は彼女がいる振りを続けるしかなかった。東京に戻った田中は、精力的に合コンに参加する日々をスタート。だが頭でっかちで、ことごとくズレている田中を相手にする女子がいるはずもない。合コンで出会ったユミ(原幹恵)となんとか連絡先を交換し、ホテルまで行くはめになるものの、やはり肝心なところでうまくいかない。もはや悟りの境地まで達した田中は、すべてを諦めようとするが、そんな時、隣室から悲鳴が。「ゴキブリが出た」とかわいく騒ぐ亜矢を助けたことがきっかけで、2人の仲はまさかの急接近。煩悩を捨てようと一人戦う田中だが、亜矢の魅力の前にあふれ出る好意(と性欲)を抑えられない。そして遂に運命のクリスマスが訪れる。友達との約束が急遽なくなってしまったと言いながら「もしよろしければ、お食事でも」と頬を赤らめながら、健気に田中を誘う亜矢。一気に幸せの絶頂まで駆け上る田中をもう誰も止められない。まるで恋人同士のようにクリスマスデートを楽しむ田中と亜矢だったが、そこには大きな落とし穴が待ち受けていた……。
と、ムービーウォーカーに書かれております。どうも、出だしはめんどくさく映ったのですが、けっこうおもしろかった。松田翔太様の田中役は、どうもイケメン過ぎる気がしましたが、なんていうかモテない男(書いていて悲しくなるが…)として、シンクロというか共感してしまったところもありました。電車の前でミニスカートの見えそうで見えない女性が気になったり、女性とふたりっきりになると緊張して会話がもたないとか…。
深く考えずに観ると楽しめる作品でしたね。機会があればマンガも読んでみたいな…。
20XX年、凶悪犯罪の増加に対応して、政府は新たな司法システム“序審裁判”を導入した。序審裁判とは、弁護士と検事の直接対決で、わずか3日で判決を下す制度である。ある日、新米弁護士・成歩堂龍一(成宮寛貴)の良き理解者であり優秀な上司・綾里千尋(檀れい)が、長年追いかけていた事件に関する新たな証拠を見つけたというメッセージを残し、事務所で何者かに殺害される。逮捕されたのは千尋の妹で、霊媒師の卵・綾里真宵(桐谷美玲)。成歩堂は真宵の無実を信じ、弁護を引き受ける。対するは,冷徹な天才検事と評判の幼なじみの御剣怜侍(斎藤工)。二人は多くの証言、証拠をもとに激しい法廷バトルを繰り広げるが、その裁判の後、御剣が殺人容疑で逮捕される。成歩堂は自ら御剣の弁護を名乗り出る。御剣を起訴したのは彼の師匠である40年間無敗を誇る伝説の検事・狩魔豪(石橋凌)。審理を重ねていくうちに、15年前、御剣の父・御剣信弁護士が裁判所の証拠品倉庫で射殺された“DL6号事件”という事件が深く関係していることが浮き彫りになっていく……。
…というもの。なんていうの、『異議ありっ!』と、指を突きつけるシーンばかりがインパクトにあるので、思ったほど、そのシーンは無かったな…。序審裁判…、まぁ、日本の裁判は判決が出るまでに時間がかかると言われているようなので、先に有罪かどうか決めるというのもテでしょうが、イヤな感じもする…。
で、ゲームはどんなもんかわかりませんが、映画は、結局最初の事件から話が昔の事件にそれていくという展開…。なんかね、結局、誰も幸せになってない気もするし、事件は解決したんですが、どうもスッキリしないオイラであった。でも、髪型や衣装などもゲームっぽかったし、映像みたいなのがボーンっと飛び出したり、見た目は派手で違和感があるものの、ゲームの世界観と考えれば、おもしろいかな?
何故か休みだった月曜日、天気も微妙に良くなかったので、映画を観に行きました。観たのはロボジーという作品。ストーリーを抜粋すると…
家電メーカー木村電器の窓際社員、小林(濱田岳)、太田(川合正悟)、長井(川島潤哉)の3人は、いつもワンマンな木村社長(小野武彦)から流行の二足歩行ロボット開発を命じられる。近く開催されるロボット博での企業広告が目的だった。しかし、ロボット博まであと1週間という時期になって、制作途中のロボット“ニュー潮風”が木っ端微塵に大破してしまう。窮地に追い込まれた3人は、ロボットの中に人間を入れてごまかす計画を立案。ロボットの外装にぴったり収まる人間を探すため、架空のオーディションによって、仕事をリタイアして久しい独り暮らしの老人、73歳の鈴木重光(五十嵐信次郎)が選ばれる。しかし、この鈴木さん、実はとんでもない爺さんだった…。さらに、“ニュー潮風”に恋をしたロボットオタクの女子学生・葉子(吉高由里子)も巻き込み、事態は思わぬ方向へ転がり出す……。
映画の感想とはちょっと違いますが、まず吉高由里子様が可愛いという印象です。CLUBKEIBAのメンバーでCMにも起用されているので、競馬やっているオイラはちょくちょく目に付いていて、いままでもルックスが可愛いと思ってはいましたが、そんなに意識する人でもなかったのですが、なんていうの? 綾瀬はるか様みたいなタイプなのかな? 実際はどうかわからないのですが、天然というかちょっと「あれっ?」って感じる女優さんですね。いままで食わず嫌いのようにスルーしていた吉高由里子様を意識するようになったのが、この映画を観た一番の収穫かもしれません。
この映画の主人公の鈴木重光さんは娘がいらっしゃるので、オイラよりは孤独じゃないのでしょうが、オイラももし長生きできたら、こういう寂しい老人として生きていくのかな…なんて、最初のうちは思ったりしてました。映画はもっとコミカルな内容を予測していたのですが、コミカルはあるものの、思ったほどのコメディー映画でもなかったかな。でも、なんていうか、ある意味ではお人よしというか真面目というか、そういう写真なので、こんなとんでもないことをやってしまったのかな…と思うと、いま、時々起こる企業の事件なんかも、悪いことを企んだ社員ではなく、なんとかしようと思いつきで始めて事件が発覚するまで止まれなくあった真面目な社員の仕業も多いんだろうな…。などと、文章ではうまく伝えられないことを思ったりしました。
まぁ、スピーディーな展開でもないし、ハードなアクションもないし、推理やサスペンスも無いし、肩の力を抜いてボ~ッと観るには良い映画ですが、先に書いたようにコメディーとしてはややパンチ不足ですし、ストーリーも思ったほど波乱も無かったしで、ちょっと消化不良な感じもなくはないのですが、心臓に優しい映画なのかもしれません。
ところで、主人公の鈴木重光さんが五十嵐信次郎様と書かれていて、誰?と思っていたのですが、ミッキー・カーチス様でしたか…
昭和39年(1964年)。オリンピック開催を控えた東京は、ビルや高速道路の建築ラッシュとなり、熱気に満ち溢れていた。そんな中、東京下町の夕日町三丁目では、5年前と変わらず、個性豊かな住民たちが元気に暮らしていた。小説家の茶川竜之介(吉岡秀隆)は、ヒロミ(小雪)と結婚し、高校生になった古行淳之介(須賀健太)と3人で仲良く生活している。茶川商店の一角は改装され、ヒロミがおかみを務める居酒屋「新山藤」となった。ヒロミは身重で、もうすぐ家族が一人増える様子。だが茶川は「冒険少年ブック」の看板作家として連載を続けているが、新人小説家の作品に人気を奪われつつあった。編集者の富岡(大森南朋)から「もっと新しい雰囲気で」と言われ、茶川はますますスランプに陥っていく。一方、鈴木則文(堤真一)とその妻・トモエ(薬師丸ひろ子)、一人息子の一平(小清水一揮)、住み込みで働く星野六子(堀北真希)が暮らす鈴木オートは、順調に事業を拡大し、店構えも立派になった。六子にも後輩の従業員ができ、厳しく指導をする姿はすっかり一人前。彼女無しでは鈴木オートの仕事は回らないほどであった。そんな六子は、毎朝おめかしをして家を出て行く。それは、通勤途中の医者・菊池孝太郎(森山未來)とすれ違い、朝の挨拶をかわすためだった。六子のほのかな恋心を温かく見守るのは、大田キン(もたいまさこ)。そして小児科医・宅間史郎(三浦友和)は、今日も町の人のために診療を続けている。そんな折、茶川が隠していた、とある電報をヒロミが見つけてしまう……。
今回も前作同様、芥川さん一家(?)とスズキオートがメーンのお話ですが、六子の恋が一番のメーンなのだろうか? オイラの生まれる前のお話ですが、オイラが小学生のころは、テレビゲームなどもすでにあったけど、いまのようにインターネットや携帯、スマホが普及してなくて、オイラもこどものころは、メンコ(関西では一部地域かもしれませんが、べったんって呼んでました)もしたり、まぁ、ここまで昭和の中の昭和(?)ではなかったものの、少し懐かしく感じました。ここまで文明が発達してしまうと、もうアノ頃には戻れないでしょうね。
なんかね、映画観てて、寂しくというか切なくなっちゃった…。世の中って便利になればなるほど感動が減ってる気がする…。映画とは何の関係もなくてゴメンネ。