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猿の惑星という映画は、こどもの頃、テレビで放送していたのを観た記憶がおぼろげにあります。宇宙飛行していた宇宙船の乗組員達が、どこかの星に不時着して、そこが猿達が上等生物として人間をも支配している星だったのですが、最後にニューヨークの自由の女神像を目にした宇宙船の乗組員が、その星が地球であることを知り愕然とするという衝撃的なラストシーンの映画でした。宇宙船で高速(光速が正しいのかな?)飛行している間に、地球では何千年という月日が流れていて、猿の支配している星に変わったというもの。今回観た映画は、その猿達が、いかに高等生物となって地球を支配するに至るのか、その進化の過程の最初の出来事を描いたような作品なのです。またまたムービーウォーカーからストーリーを抜粋すると、
サンフランシスコの製薬会社研究所に勤める神経化学者ウィル(ジェームズ・フランコ)が実験用に観察していた一匹のチンパンジーに驚くべき知能が示された。そのチンパンジーには開発中のアルツハイマー病の新薬が投与されていたが、突如暴れ出し、警備員に射殺されてしまう。だがそのチンパンジーは妊娠しており、ウィルは生まれたばかりの赤ん坊猿を自宅に連れ帰り“シーザー”と名付けて育てることにする。3年後、ウィルのもとですくすくと育ったシーザーは、家の中を縦横無尽に駆け回るようになった。ウィルとシーザーとの間には強い絆が生まれており、同時に母親のチンパンジーの特殊な遺伝子を受け継いだ彼は、類いまれな“知性”を発揮し始めていく。新薬が脳を活性化させる効果を確信したウィルは、研究所から持ち出したその薬をアルツハイマー病の父・チャールズに投与、すると翌朝、彼はそれまで悪化していた病状が嘘のように生気を取り戻す。5年後。ウィルは動物園の獣医キャロライン(フリーダ・ピント)と相思相愛の仲になり、体長5フィートにもなったシーザーは、より複雑で多様な感情を表すようになっていた。そんな折、チャールズが再び病状悪化の兆候を示し、隣人とのトラブルを引き起こす。その様子を屋根裏部屋から目撃したシーザーは、チャ-ルズを助けようとしてその隣人を傷つけてしまい、霊長類保護施設に入れられる。檻に閉ざされた施設で、シーザーを待ち受けていたのは飼育長の陰湿な虐待だった。その一方で、なかなか施設内の猿のコミュニティに溶け込めずにいたシーザーは、チンパンジーの群れを率いるボスとの争いに勝利を収め、全ての猿たちをひとつのグループにまとめ上げていく。その頃、ウィルはより強力に改良した新薬の実験を行うが、猿への投与中に薬を浴びたウィルの同僚が原因不明の体調不良を訴えた後、夥しく出血、謎の死をとげる。ウィルは施設を訪れるが、シーザーはウィルが差しのべる手を拒絶。知性に目覚め、人間の愚かさに失望し、ウィルさえも想像できない驚異的な進化を遂げたシーザーは、このときすでにある決意を固めていた。やがて高い知能を駆使し施設から脱出したシーザーは、今や固い絆で結ばれた仲間のチンパンジーらと共に、人類との壮大な全面戦争へとなだれ込んでいく……。
この作品から、猿の惑星に直結するというものではないのですが、猿が知能を高め、言語まで操るようになったのが、人の力だったことは示されています。脳の影響を与える薬の作用で、猿の知能が高まったようです。この作品は、薬を服用された猿が知能があがったのはもちろんなのですが、その作用がこどもに遺伝されるというのがミソな気がします。この遺伝という話がないと、将来の話になる猿の惑星の支配者となった猿の進化に話が繋がらないですからね。また妊娠中に薬の副作用により、体の形成などにも影響を及ぼしたと考えれば、シーザーが言葉を喋るのも、あり得ないとは言えないのですよね。普通の猿は喉のつくりなどから、どんなに知能が高くても人間と同じように喋ることはできないですからね。
でも、猿の惑星では、戦争か紛争かがきっかけで文明が滅び、人口も激減したというような内容だったと思うのですが、どうも、この映画では、脳に影響を与える薬が、猿ではうまく免疫機能が働いて、知能が高まるのですが、人間にはそれが当てはまらないらしい…。病気になって死に至るということを予測させます。ちょっと話が違うような…?
この作品は、後に繋がる作品に気を囚われなければ、良い作品です。ここまで極端なのはともかく、いまの科学の暴走といいましょうか、原発事故を見ても、扱いきれない科学を使い始めて、止まれなくなっているので、この映画のように、とんでもないものを作ってしっぺ返しを喰らう日も、いつ来てもおかしくない怖い時代ですね。
サンフランシスコの製薬会社研究所に勤める神経化学者ウィル(ジェームズ・フランコ)が実験用に観察していた一匹のチンパンジーに驚くべき知能が示された。そのチンパンジーには開発中のアルツハイマー病の新薬が投与されていたが、突如暴れ出し、警備員に射殺されてしまう。だがそのチンパンジーは妊娠しており、ウィルは生まれたばかりの赤ん坊猿を自宅に連れ帰り“シーザー”と名付けて育てることにする。3年後、ウィルのもとですくすくと育ったシーザーは、家の中を縦横無尽に駆け回るようになった。ウィルとシーザーとの間には強い絆が生まれており、同時に母親のチンパンジーの特殊な遺伝子を受け継いだ彼は、類いまれな“知性”を発揮し始めていく。新薬が脳を活性化させる効果を確信したウィルは、研究所から持ち出したその薬をアルツハイマー病の父・チャールズに投与、すると翌朝、彼はそれまで悪化していた病状が嘘のように生気を取り戻す。5年後。ウィルは動物園の獣医キャロライン(フリーダ・ピント)と相思相愛の仲になり、体長5フィートにもなったシーザーは、より複雑で多様な感情を表すようになっていた。そんな折、チャールズが再び病状悪化の兆候を示し、隣人とのトラブルを引き起こす。その様子を屋根裏部屋から目撃したシーザーは、チャ-ルズを助けようとしてその隣人を傷つけてしまい、霊長類保護施設に入れられる。檻に閉ざされた施設で、シーザーを待ち受けていたのは飼育長の陰湿な虐待だった。その一方で、なかなか施設内の猿のコミュニティに溶け込めずにいたシーザーは、チンパンジーの群れを率いるボスとの争いに勝利を収め、全ての猿たちをひとつのグループにまとめ上げていく。その頃、ウィルはより強力に改良した新薬の実験を行うが、猿への投与中に薬を浴びたウィルの同僚が原因不明の体調不良を訴えた後、夥しく出血、謎の死をとげる。ウィルは施設を訪れるが、シーザーはウィルが差しのべる手を拒絶。知性に目覚め、人間の愚かさに失望し、ウィルさえも想像できない驚異的な進化を遂げたシーザーは、このときすでにある決意を固めていた。やがて高い知能を駆使し施設から脱出したシーザーは、今や固い絆で結ばれた仲間のチンパンジーらと共に、人類との壮大な全面戦争へとなだれ込んでいく……。
この作品から、猿の惑星に直結するというものではないのですが、猿が知能を高め、言語まで操るようになったのが、人の力だったことは示されています。脳の影響を与える薬の作用で、猿の知能が高まったようです。この作品は、薬を服用された猿が知能があがったのはもちろんなのですが、その作用がこどもに遺伝されるというのがミソな気がします。この遺伝という話がないと、将来の話になる猿の惑星の支配者となった猿の進化に話が繋がらないですからね。また妊娠中に薬の副作用により、体の形成などにも影響を及ぼしたと考えれば、シーザーが言葉を喋るのも、あり得ないとは言えないのですよね。普通の猿は喉のつくりなどから、どんなに知能が高くても人間と同じように喋ることはできないですからね。
でも、猿の惑星では、戦争か紛争かがきっかけで文明が滅び、人口も激減したというような内容だったと思うのですが、どうも、この映画では、脳に影響を与える薬が、猿ではうまく免疫機能が働いて、知能が高まるのですが、人間にはそれが当てはまらないらしい…。病気になって死に至るということを予測させます。ちょっと話が違うような…?
この作品は、後に繋がる作品に気を囚われなければ、良い作品です。ここまで極端なのはともかく、いまの科学の暴走といいましょうか、原発事故を見ても、扱いきれない科学を使い始めて、止まれなくなっているので、この映画のように、とんでもないものを作ってしっぺ返しを喰らう日も、いつ来てもおかしくない怖い時代ですね。
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