西暦2220年。巨大なブラックホールが太陽系に接近、地球消滅まであと3ヶ月となり、地球から2 万7000光年の彼方にあるサイラム恒星系へ大規模な移民が開始される。科学連邦宇宙局指揮の下、6億人を乗せて第1次、第2次移民船団が出発するが、突 如、謎の艦隊の襲撃を受け相次いで消息を絶つ。第1次船団の責任者は古代雪(声:由愛典子)であった。宇宙科学本部長・真田志郎(青野武)は雪の夫・古代 進(山寺宏一)を呼び、第3次移民船団の責任者として宇宙船艦ヤマト艦長に任命する。目的地は惑星アマールの衛星。第1次、第2次移民船団が襲撃されたポ イントに到達したヤマトは、近くに存在するブラックホールのエネルギーを利用して船団規模の危険なロングワープを敢行する。だが、複数の惑星により構成さ れた異星人連合軍が出現、群狼のごとく移民船団に襲いかかってきた。移民船団のワープを完了させるため、決死の覚悟で身を盾にするヤマト。その見事な戦い ぶりに感服したゴルイ将軍(伊武雅刀)率いるエトス星艦隊は攻撃を中断、間際を抜いて、遂にヤマトのワープが完了する。第3次移民船団は惑星アマールに到 着するが、そこは強力な軍事力を有するSUS国を中心とした星間国家連合艦隊を構成する1国であった。SUS国の支配を恐れる一方、自由と平和を求めるア マール星の女王イリヤ(田中敦子)はヤマトと地球人類を受け入れるか、退去を命じるか苦悩する。地球人類の命運をかけた判断を求められるまさにその時、 SUSによる攻撃がアマールを襲った。飛び交うビーム、ミサイルの嵐。敵戦闘機を潜り抜け攻撃を仕掛けるコスモパルサー、重爆撃機隊。銀河を巡り史上最大 の艦隊戦が繰り広げられる中、強烈な磁場による完全防御の超巨大要塞がヤマトの前に立ち塞がる。攻撃を一切受け付けない要塞から照射された巨砲により、護 衛艦隊はせん滅。果たして、人類は生き延びることができるのか……。
というもの。観ていて松本零士様の手を離れている宇宙戦艦ヤマトでも無茶するなぁ… という感じ。
<!-- ここからネタバレを含みます。 -->
なんていうか、時間の都合もあるのでしょうが、強引なストーリー進行。ヤマトの活躍でアマールとかいう星の人々は立ち上がるし、ヤマトに同感した星間国 家連合の一部の国家がヤマト側につくし、波動砲を6連装発射できるようになった新生ヤマトだけあって、都合良く波動砲を6発撃つ必要が出てくるシーンが出 たり、敵味方を問わず次々破壊される戦艦を尻目に、被弾しても頑丈なヤマト…。真田さんはじめ一部の人を残して移民船に乗り込んだあと、カスケードブラッ クホールとかいうわけのわからんブラックホールを波動砲で吹き飛ばして地球を守ったり… いや、遅いんと違うか? という気もするけど、予告編で見た「守るべきはヤマトではない、地球だ!」という台詞も聞けましたが…。それにしても最後は真帆とかいう女性な亡くなったのか? これからどうなるんだろう? と、思っていたら、「第一部 完」の表示が…。えっ!? …第二部とか作る気? 実写版は観ようと思うけど、アニメもういいや…って感じ…。
<!-- ここまでネタバレを含んでいました。 -->
それにしても、こうなると、試写会で2種類のエンディングを用意していて、投票で選ばれた方のエンディングを採用したそうなのですが、選ばれなかったエ ンディングも気になるなぁ…。 まぁ、ブルーレイ・ディスクで発売される際には、もうひとつのエンディングも収録されそうですけどね…。 ま、オイラ、も ともと宇宙戦艦ヤマトはあまり好きでは無かったのですが、やっぱりさしてヤマトをおもしろいと思わないんだなぁ…と認識してしまいました。ただ、実写版の 宇宙戦艦ヤマトは観たいけどね…。
超常現象を取り上げるバラエティ番組「あすなろサイキック」のAD・桜井米(ヨネ)は、本気で超能 力の存在を信じている天然少女。エスパーを探してカメラ片手に日本全国を歩き回る米は、なかなかネタをつかめずに路頭に迷っていたが、最後の取材で訪れた 「カフェ・ド・念力」で本物のエスパーが集うパーティに遭遇する。
最初は、ちょっと失敗かな? という感じで観ていたのですが、舞台が「カフェ・ド・念力」に移ってから、ちょっと面白くなってきました。ずーっと話が進んでいくと、なかなかいい話で、 最後は観て良かったと思える作品でした。主演の長澤まさみ様もキュートでしたしね。…まぁ、オイラも女優さん見る度に「可愛い」だの「綺麗」だの書いて節 操ないけどね…。
子供の頃は、色んなことを信じていて、ワクワクすることもあったのに、段々そういうことが無くなってきているよなぁ… …としみじみもしました。
茨城県、大洗町のクリスマス・イヴ。冷たい風が吹き荒れる真冬の海の家に5人の男が1通の手紙で集められた。前代未聞の勘違いナルシストの杉本(山田孝之)、オクテなサメマニアの松山(山本裕典)、モテないくせに浮気願望が強い猫田(ムロツヨシ)、ハイテンション・バカの仁科(小柳友)、ちょい不良?オヤジで海の家のマスター(佐藤二朗)。彼らは、数ヶ月前の夏、この海の家で生活を共にしたバイト仲間だった。5人は全員、皆の憧れのマドンナ・江里子(戸田恵梨香)から「クリスマス・イヴの夜、海の家で会いたい」という手紙を受け取っていたのだ。自分だけが手紙を貰ったと思っていた彼らは、江里子が本当に会いたがっているのは自分だとアピールを始める。そこへ海の家の取り壊しを求めて弁護士の関口(安田顕)が現れる。いくつもの離婚訴訟を手がけてきた関口は、5人のくだらない言い争いに決着をつけようと、各々が語る江里子との妄想のエピソードの真実を、あらゆる物的、状況証拠から推理して次々と暴いていくのだった。関口の華麗な事情聴取に衝撃を受ける面々。特に杉本は、自信をごっそり奪われ、次第におかしくなっていく。そんな中、関口が突然、「私も好きだな、江里子さん……」と衝撃の宣言を口にする。彼女に会ったこともない関口が、ラブバトルに参戦してきたのだ。さらに、遅刻してきた天然・カラ回りキャラの林(白石隼也)も加わり、男たちの争いはますますヒートアップする。江里子の本命は本当にこの中にいるのか? そして自分勝手な妄想を暴走させる7人の男たちの、どうしようもない争いの果てに待ち受ける結末とは……?
…というもの。なんだろう? こういう密室型シアターというと一昨年だったかな? 3年前だったかな? 『キサラギ』っていう映画があたのですが、どうしても、それと比べてしまうなぁ…。33分探偵の監督の作品だそうですが、33分探偵は、ちょっと話題になっていたのと、水上あさみ様が出演なさっていたこともあって、一度だけ観たことがありましたが、ちょっと鬱陶しい展開だな…と感じた部分もありましたが、この作品でも、ちょっと鬱陶しいなぁ… …と、感じるところがありました。まぁ、面白かったんですけどね。それにしても戸田恵梨香様がやられたい放題いじられてましたなぁ…。ウサ耳付けたり、口の周りに紅ショウガをつけまくったり…。最後がなんかハッピーエンドと言えばハッピーエンドなんでしょうが、インパクトは弱いかな? でも、キサラギと違って最後に蛇足が無い部分では、この大洗にも星はふるなりの方が、モヤモヤ感は少ないかなぁ…?
昭和40年代。巨大企業・国民航空社員の恩地元(渡辺謙)は、労働組合委員長として職場環境の改善に取り組んでいた。だがその結果、恩地は懲罰人事ともいえる海外赴任命令を会社から言い渡される。カラチ、テヘラン、ケニア……。終わりなき僻地への辞令が続く間、会社は帰国をちらつかせ、恩地に組合からの脱退を促すのだった。そんな中、共に闘った同期の行天四郎(三浦友和)は、早々に組合を抜け、エリートコースを歩み始めていた。同僚でありながら行天の愛人の国際線客室乗務員・三井美樹(松雪泰子)は、対照的な人生を歩む二人を冷静に見続ける。行天の裏切り、更に妻・りつ子(鈴木京香)ら家族との長年にわたる離れ離れの生活によって、恩地は焦燥感と孤独感に襲われる日々を送っていた……。十年に及ぶ僻地での不遇な海外勤務に耐え、恩地は漸く帰国、本社への復帰を果たすが、恩地への待遇が変わることはなかった。そんな逆境の日々の中、航空史上最大のジャンボ機墜落事故が起こる。想像を絶する犠牲者の数。現地対策本部に配属された恩地は、救援隊として現場に赴き遺族係を命ぜられるが、そこで様々な悲劇を目の当たりにする。政府は組織の建て直しを図るべく、国民航空新会長に国見正之(石坂浩二)の就任を要請。恩地は、国見にかつての労働組合をまとめた手腕を買われ、新設された会長室の部長に任命される。事故によって失墜した会社の再建に尽力する国見と恩地。しかし、その実直な姿勢は、国民航空と政界との癒着構造を浮き彫りにしていくのであった……。
…というもの。ドラマだと言えばそれまでですが、恩地の生き方は凄いなぁ…と思うわけですよ。オイラも労働組合に入っている組合員なわけですが、さすがに「アカ」とか言われることは無いし、ここまで露骨な人事も受けてはいないものの、他の組合員の中では不当な配置換え等行われた方も残念ながらおりますね。派遣労働村だとか、いろいろ問題が噴出してきて最近は労働組合の注目度もあがっておりますが、なかなか恩地さんのような生き様をする方は少ないでしょうね。組合幹部やって出世して…という行天のような人の方が残念ながら多そうな天。 でも映画を観ていると内容としては難易度高めかな? 委員長はわかるとしても、アカって言われるのがどういうことか…というのは、オイラもいまいちわかるようでわからないので、オイラよりも若い世代で労働組合などに関わらない方々にはわかりにくい内容かもね…、御用組合(ごようくみあい)とかピンと来ない方もいるかも? …というか若い人はあんまり観ないか…。
映画は国民航空という、いま何かと話題の日本航空を思わせるような航空会社が舞台で、墜落する飛行機が123便で御巣鷹山に墜落って…いいのか? と、観つつ思ってました…。ただJALが墜落したあの事故は、実際は御巣鷹山ではなかったそうですが…。どこまで実際の社会や会社や政治…と絡んでいるものが近いのかわからないけど、実際もこんなものかな? と思わせるほど上手くできておりました。長時間のため間に休憩がありましたが、はじめは間が開いたら拍子抜けするんじゃないかと思っておりましたが、観終えた感想としては、休憩があって良かったよ…。もうずっとジット3時間半もしていたら、苦痛感で映画の感動よりも疲労感が先にきそうだしね…。
笑っていいとも!で言っていた正月の空港のシーンも観られたし、何でも映画の時代の雰囲気の空港が国内にないから、タイかどっかのとんでもなく暑いところで冬のシーンをとったから苦労したのだとか…。
映画の内容にあんまり触れていなくて申し訳ないけど、時間もたっぷりあるというのもあるのでしょうが、見応えはバッチリでしたよ、ちょっと難易度が高めな映画に感じますが…。長編なのでこれから観られる方は気合を入れて観て下さい。
本日は、なんとなく気になっていた映画『悪夢のエレベーター』を観に行きました。ストーリーをムービーウォーカープラスから引用すると…。
とあるマンションでエレベーターに乗っていた小川順(斎藤工)。だが突然、エレベーターが急停止、そのまま動かなくなってしまう。一緒に乗り合わせたのは、見るからにワケありそうな男女3人。空き巣狙いでマンションを訪れた刑務所帰りの安井三郎(内野聖陽)。アガサ・クリスティを愛読するゴスロリ少女の愛敬カオル(佐津川愛美)は自殺願望があり、屋上から飛び降りようとやってきた。3人の中で唯一のマンションの住人で、ジョギングに出掛けようとしていた牧原静夫(モト冬樹)は、実は他人の心が読める超能力者。そして小川は、愛人の陽子(芦名星)が住むこのマンションから、妻・麻奈美(本上まなみ)の出産立会いに向かう途中だった。狭いエレベーターに閉じ込められてしまう4人。非常ボタンは故障、携帯電話も電池切れ。助けを呼ぶ全ての手段が絶たれてしまう。その状況でなぜか互いの秘密を暴露し合うハメになった彼らがそれぞれに不信感を募らせる中、思いもよらぬ事件が起きる。そして、扉の外では更なる悪夢が待ち受けていることを、4人のうち誰一人として知る者はなかった……。
…というもの。
最初は野球の2軍の試合から始まっていますが、そこで言っている、人生は消化試合だの消化試合に逆転打も無いだのという台詞が胸に突き刺さる… …でも、正直言うと本編に関しては期待するほどおもしろかったとは思えない。最初はエレベーターという密室に閉じ込められた男3人と女1人、どうなるの? どういうこと? と、ちょっとドキドキしながら観ていたのですが、その閉じ込められたエレベーターのタネ明かしがされるのですが、それで終わりかと思いきや、そこから話が違った展開へ…。なかなか上手くできているとは思えるのですが、最後がスッキリしない消化不良みたいな終わり方と、話にコメディー要素がほとんど無いのに、ハラハラな展開が次から次に起こるというものでは無いので、微妙…。おもしろくなくはないのですが、いまひとつスッキリしない映画です。ま、気になっていた映画なので観られて良かったけど…。う~ん…。