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西遊記というのは以前からドラマなどになっていたし、ちょっと違いますが、マンガやアニメで大人気になったドラゴンボール(シリーズ)も、初期のころは西遊記をイメージして創造されたんだろうな…と思えます。 いまのような高画質でもないし、インターネットやオンデマンドなんていうのもなかった時代。ビデオもテレビのある世帯の9割以上に普及している現代と違いビデオもろくになかった時代、テレビの前にかじりついて…とまで言うと大袈裟ですが、放送開始前からテレビの前でスタンバイし…なんていうこども時代。西遊記の中でもちょっと異質な西遊記として、TBS系列で放送されていた「飛べ!孫悟空」というものがありました。ユーチューブ動画でチラッと見かけて、懐かしさで目がウルッとしちゃいました。
この歌、後半部しか覚えてなかったのですが、こういう歌詞だったのですね。この「飛べ!孫悟空」という作品。ザ・ドリフターズが西遊記のメーンキャストを務めるのですが、配役が回らなかったのか加藤茶様がカトちゃん役というなんとも…な設定でした。ビデオとかもなかった時代で、時間も19時か19時半ごろの放送だったと思います。たしか30分番組…? 何話放送されたのかわかりませんが、見たのは3話程度だったと思いますので、ほぼほぼわからないのですが、たしか1話は見られたと思います。途中で歌が入ったりして、話の進行が微妙だったイメージもありますが…。結局最終回はどんな感じだったのでしょうね? 「飛べ!孫悟空」は挿入歌の Go! Go! West でしたっけ? 『ニンニキニキニキ、ニンニキニキニキ、ニニンが三蔵…』という歌の方が有名ですよね、きっと。
そして、オイラ世代…、いや、もうちょっと上の世代かな? 40代、50代、あるいはそれ以上、リアルタイムで観ていた方々なら、ドラマ「西遊記」と言えばコレだろう! という西遊記が堺正章様が主演の日本テレビ系列で放送されていた「西遊記」でしょうね。いま30代以下の世代でもDVDボックスだったり、CS放送だったりネット配信だったりで見た方の中にも「西遊記」と言えばコレという方は多いはず。
このエンディングの歌、ガンダーラでしたっけ? いい歌ですよね。どこか寂しげな雰囲気もあって、最近というか前から、サザエさんシンドロームとかいうのがあるそうですが、オイラは当時はお子様だったので学校行くのもそんなに憂鬱ではなかったのですが、もしいまこの西遊記を日曜日の夜に見ていたら、西遊記シンドローム、もしくはガンダーラシンドロームになっていたかもしれませんね。
「西遊記」はオープニングが全部英語ということもあってか、チンプンカンプンだったのでこのエンディングの方がより強く印象に残ったのかもしれません。
のちに香取慎吾様が主役のフジテレビ系列の西遊記が放送されたこともあって、『正章(もしくは、マチャアキ)西遊記』と言われたり、「日テレ西遊記」と言われたりすることもあるようですが、この西遊記を見ていた方は重複になりますが、これが西遊記でしょう。というイメージですよね。ねっ!?
「西遊記」は大河ドラマの裏番組に当たる時間帯に放送されていましたが、視聴率も良かったようですよ。さすがです。いまと違って当時はNHKの大河ドラマと紅白歌合戦はとんでもない高視聴率番組だったらしいですから…。
さて、この西遊記、三蔵法師の役を夏目雅子様が演じたことで話題となりました。なんでもこの役の為にかつらなどではなく本当に髪を剃ったらしいですが…。どういう経緯で夏目雅子様に白羽の矢が立ったのかはわかりませんが、とにかく「坊主に何で女が…」みたいなあまりよろしくない前評判もあったらしいですが(真偽は不明)、これが見事にハマリ、夏目雅子様の演じる美しく気高い三蔵法師は高評価を博しました。おそらくこのドラマの影響があまりにも強かったのでしょう、その後、日本のドラマの西遊記は三蔵法師は女優さんが演じるようになりましたね。
先に書いた飛べ!孫悟空はこの西遊記より放送が1年早かったらしいです。タイミングとしては良かったのでしょうね。もしマチャアキ西遊記が先に放送されていたら、飛べ!孫悟空の企画自体できたかどうか…と、ふと考えてしまうほど、西遊記はレベル高いドラマだと思います。孫悟空の堺正章様、三蔵法師の夏目雅子様はもちろん、猪八戒の西田敏行様、沙悟浄の岸根シロー様…。また脇を固めた方々などキャストも素晴らし過ぎましたね。
ちなみに、夏目雅子様以降…というか、これ以前にドラマの西遊記があったのかどうか知らないのですが、おそらく本格的なドラマの西遊記はこれが初だと思います。最初の女優の三蔵法師のインパクトが強すぎたせいで後々も三蔵法師は女性が演じることになりましたが、もしかしたら、三蔵法師は女性と勘違いしている若者ってめちゃくちゃ多いのでは? と、どーでもいいといえばどうでも心配をふとしてしまいます。
夏目雅子様が演じたとはいえ、西遊記では三蔵法師は男性という役どころでした。まぁ坊さんが女なわけないんですが…。ジェンダーフリーの考えが浸透しているいまでも宗教の世界なので坊さんは男だとなってるんじゃないでしょうか、特に女性の場合は尼さんって言うことが多いですし…。しかし、フジテレビ版の西遊記では深津絵里様は女として役をやっていたと思います。CMですが佐々木希様の演じた三蔵法師は風で袈裟の裾がめくれたりして完全に女でしたしね。どうなんでしょうね、日本では三蔵法師は女性と誤解してる人が多そう…。
オイラも映画を観た、「西遊記 はじまりのはじまり」などを見ると、やはり三蔵法師は男ですよね。
日本以外ではおそらく…というかちゃんと三蔵法師は男ですね。でもまぁ、女性が演じる方が日本ではシックリくるかもしれませんね。家来が暴れまくるので物静かな三蔵法師という意味では…。
なんか懐かしくてつい勢いで書いたけど、飛べ!孫悟空はなさそうですが、西遊記はDVDボックスも発売されていたんですよね。見たいな…。
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