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2009年秋からスタートしたブログです。
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 No・Ri・Koというゲームは、PC-EngineCD-ROM2という媒体用に作られたゲームです。いまでは当たり前のように光ディスクによる大容量でゲームが提供されていますが、昔はROMカートリッジによる供給で、石なんて呼ばれていたICチップにデータを載せていたりしておりました。いまのSDカードのような高速処理大容量なんて夢の世界で、1メガバイト…ではなく、1メガビットでも、ファミコンなどでは大容量と言われていた時代も長く、PC-Engine用に使われていたHuカードも、後に4Mb(メガビット)や8Mbなどが出るものの、当初は2Mbしかなく、容量は少なかったのです。
 PC-Engineは、コア構想というプランを掲げていて、PC-Engineを核として、いろいろと連結したり世界を広げたりしようという試みを発表していました。その1つで目玉のようなものが、CD-ROM2でした。まぁ、『CD-ROM』でいいのに、わざわざ『CD-ROM2』なんてつけるから面倒なんですよね…。
 さて、PC-EngineやCD-ROM2の話を書くと、まだまだ長々となるので、ソフトの話をしましょう。
 
 No・Ri・Ko (以下、カタカナで"ノリコ"と表記します。) は、 小川範子様というアイドルを起用して、そのアイドルとデートっぽい雰囲気を味わえるという、ジャンルとしてはアドベンチャーに分類されてるようですが、どちらかといえば、デジタル写真集っぽいイメージか? ゲームというほどゲームしてないですからね。ちなみにCD-ROM2で本体の発売日に発売されたソフトは、ファイティングストリートとノリコだけでした。オイラは発売日にCD-ROM2を買いましたが、買いに行った店では、ファイティングストリートとノリコのソフトをセットにしてしか売っていなかったため、本当はファイティングストリートのみ買うつもりだったのですが、渋々ノリコも買わされたんですよね…。でも、いまではその店に微妙に感謝しています。抱き合わせ商法でなければ、遊ぶことがなかったと思いますので…。
 ちなみにファイティングストリートは、カプコンが業務用に発売していたストリートファイターというゲームの移植なので、CD-ROM2用のオリジナルゲームでいえば、ノリコが最初のソフトなんですよね。そんなわけで、オイラの中では、小川範子様は別格なお方となっております。
 
 急にこの記事を書いたのは、ユーチューブ動画でノリコの動画を見つけたからです。いつまで動画が流れているのかはわかりませんが、文末に貼っておりますので、当時プレーした方は、「懐かしいぃ~」と見られるんじゃないでしょうか。このゲームを知らない人がいま見ると、「なにこれ?」って感じでしょうね…。ストーリーもムチャクチャで、当時中学生ぐらいの女の子、しかもアイドルと「遊びに付き合って」なんて言われるわけもないし、ましてや部屋に連れ込まれたらHな展開の1つも妄想したくなるところですが、まぁ、そんなことを言ったら、たいがいのゲームはあり得ない展開を楽しむものだから、そんなことをごちゃごちゃ言っても仕方がないのですが、動画を観てもなんとなくわかるように、一応、自分である程度選択をしているものの、ゲームの体をなしているのか? という一方通行な感じが半端じゃないのですが、歌が3曲入っているし、なんといっても肉声が入っているので、小川範子様の大ファンなら、是非押さえなくてはならなかった1本でしょうね。オイラはこのゲームを遊んだので、小川範子様を別格に捉えるようになりましたが、ソフトで遊ぶ前、遊んでいる最中でも、さしてファンということもなかったのですが、それでも、このソフトはCD-ROMというパソコンではすでにあったものの、高価なうえにデータベースっぽいソフトぐらいしかなかった時代、ゲーム機としてのCD-ROMの可能性や将来性に、妙に輝かしい未来があるようにも感じて、ちょっと衝撃的な作品ではありました。ただ、PC-EngineのCD-ROM2は読み込みが遅いのが難点ですが、その読み込みの遅さが気にならないと書くと嘘ですが、十分我慢できるぐらい、CD-ROM2の凄さを感じていたものです。メガドライブのCD-ROMで遊ぶまでは…。
 
 ファミリーコンピュータのディスクシステムで、中山美穂のトキメキハイスクールや、リサの妖精伝説など、アイドルとコラボしたソフトが発売されたりしていましたが、もちろんゲーム中で歌うこともありませんし、中山美穂のトキメキハイスクールでは、何度か電話番号が出てきて、そこに電話すると中山美穂様の声が聴けたりはしたのですが、CD-ROMならそんな面倒なことをしなくてもいいので、今後、こういうコラボソフトがいっぱい出る…のかなぁ…と思ったら、そうでもなかったですね。鏡の国のレジェンドとかいくつか出てはいましたが…。
 
 そして、初めてノリコをプレーしたとき、名前の入力画面で自分の名前を入力したら、最後に、ものすごく棒読みというか、一文字ずつ小間切れで音読しているのですが、それでも小川範子様の声で『ふ・じ・し・ま・し・は・ん くん、ありがとう。』 (※注1) と言われた時は、ちょっと驚きとともに微妙に感動したりもしたもんです。はい。もうPC-EngineのCD-ROM2がないんですが、部屋を漁れば、もしかしたら、このソフトはあるかもしれない。下手するとプレー時間よりも読み込み時間の方が長いかもしれないけど、とくにゲームオーバーもないし、ヒマつぶしには良さげなゲーム…。ファンに怒られそうですが…。
 
 うろ覚えですので、間違っていたらゴメンナサイですが、最初の名前入力で、名前を入力せずにプレーすると、最後に小川範子様が「な・な・し くん…」と言ってくれます。また、名前入力で、『でばっぐしなくちゃね』と入力すると、デバッグモードになります。
 
 
 ※注1 …… 藤島士半 ( ふじしましはん ) は、ハンドルネーム ( いまはネットネームって言うのかな? ) です。実際に初プレーのときに入力した本名とは異なります。
 
 



pce_noriko
No-Ri-Ko


範子ちゃんのお喋り (ネタです)

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